こんにちは!
突然ですが、WEB制作に関わっている方で、サイトの「ペナルティ」という言葉を業務で聞きたい方はいませんよね。
幸運なことに、私が制作した案件では「ペナルティ」を受けたことはありません(不正なことは一切していませんので)。なので「ペナルティ」解除の対応などもしたことがありません。
関わったとすれば、過去に在籍したWEB制作会社のサイトが「ペナルティ」を受けて、解除するのに本当に大変だった話を聞いたぐらいです。
今までは「ペナルティ」と関わらずに平和に生きてこれましたが、今後はどうなるか分かりません。なので、この機会に「ペナルティ」について整理しておこうと思います。いずれ訪れるかもしれない「ペナルティ」との戦いに備えて(笑)。
サイトのペナルティとは!
そもそもサイトに受ける「ペナルティ」とは何でしょうか?
Googleの検索エンジンにはガイドラインがあり、そのガイドラインに違反しているページがサイトに存在すると、検索エンジンの順位が急激に下がったり、インデックス(登録)から表示が削除されます。
「ペナルティ」を受けている間は、順位は下がったままですし、インデックスが削除されていれば、「サイト名」や「キーワード」で検索しても検索一覧に表示されません。
サイトが表示されなければ、「お問い合わせ」が来ることはありませんし、「ショッピングサイト」の場合、商品も売れません。「ペナルティ」を受けることが、どれだけ致命的なことかを分かってもらえると思います。
そしてサイトの「ペナルティ」にも種類があり、大きく分けて「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」の2パターンがあります。
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
自動ペナルティとは!
検索エンジンのアルゴリズムによって自動で課されるのが「自動ペナルティ」です。「ペンギンアップデート」や「パンダアップデート」なども「自動ペナルティ」に含まれます。
自動で課された「ペナルティ」なので「ウェブマスターツール」への通知はありません。
自動ペナルティの確認方法!
基本的に確認方法がありません。検索エンジンが自動で判断したものなので、Googleのサーチクオリティチームも把握していません。だから多くの方が頭を悩ませます。多くの方が、急激に順位変動があったのに「ウェブマスターツール」への通知がない時に、「自動ペナルティ」を疑います。
アルゴリズムの変動によって急激に順位が落ちただけで「ペナルティ」でない可能性もあります。
こういう場合は、ガイドラインを見直すことをおすすめします。ガイドラインと照らし合わせて「自動ペナルティ」かどうかを判断してください。
自動ペナルティ解除方法!
ガイドラインを見直し、サイトを改善し一定期間待ち、「自動ペナルティ」が解除されるのを待つしかありません。自分が改善した内容が正しいかも分からない中での対応なので解除されるまで、もっとも辛い時間を過ごすことになると思います。
アルゴリズムが判断して「ペナルティ」を課しているので、再審査リクエストを送っても意味がありません。ご注意ください。
手動ペナルティとは!
「手動ペナルティ」は、Googleのサーチクオリティチームの手動によって課されます。手動によって課されるということは、かなり重大なガイドラインの違反をしていると判断されたと思っていいです。
「ペナルティ」の質は「自動ペナルティ」よりも重く、ほぼ確実にサイトがインデックスから削除されるでしょう。
手動ペナルティの確認方法!
「手動ペナルティ」でインデックスが削除された場合、「ウェブマスターツール」から通知があります(サイトをウェブマスターツールに登録しておく必要があります)。
または「ウェブマスターツール」の「サイトのダッシュボード」⇒「検索トラフィック」⇒「手動による対策」でチェックすることもできます。
↓このような画面です。
↓「ウェブマスターツール」からの通知にも色々と種類があるようです。
- 過剰な被リンクに対する警告メッセージ!
- 過剰な発リンクに対する警告メッセージ!
- 過剰な相互リンクに対する警告メッセージ!
- コンテンツの品質が低いことに対する警告メッセージ!
↓具体的に確認した手動ペナルティは以下になります。上二つの「サイトへの不自然なリンク」と「価値のない質の低いコンテンツ」の手動ペナルティを受けた時は、順位が急激に下がり、「悪質なスパム」に関しては検索エンジンからキャッシュが削除されました。
他にも警告メッセージはあると思いますが、どのメッセージも個人的には見たくありません。
手動ペナルティ解除方法!
「手動ペナルティ」を受けて、インデックスから削除されてしまうと自動的には戻りません。
「ウェブマスターツール」の「サイトの再審査をリクエスト」から再審査してもらう必要があります。もちろん「ペナルティ」を受けた原因を修正した上で、再審査してもらってください。
送信する内容ですが、「どういう修正を加えたのか」や「修正の過程」など出来るだけ詳しく送信する必要があります。再審査リクエストを送っても「ペナルティ」が解除されるのが何か月もかかったり最悪、解除されないケースもあるようです。
ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
「手動ペナルティ」をしばらく放置しておくとインデックスが戻ることもあるようです。理由としては手動対策には期限が設けられていて、その期限(30日 or 60日)が切れると自動的にインデックスが戻るとのことです。ただインデックスが戻ったからといって、何も対応しないということは避けた方がよいと思います。
なぜなら、もう一度、Googleのサーチクオリティチームから「手動ペナルティ」を受ければ、さらに重い「ペナルティ」を受けることは確実です。反省してないと思われるでしょうね。必ず真摯に対応しましょう。
最後に!
自分の中で「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」の整理ができました。ただ記事を書いているだけで、しんどくなってきます。自分自身が対応しなければならない事態だけは避けたいです。
もし「ペナルティ」を受けてしまったら、まず最初に「自動ペナルティ」なのか「手動ペナルティ」なのかをチェックしましょう。それによって対応が変わってきます。私も含め、皆さんのサイトが「ペナルティ」を受けないことを祈ります。
以上「Googleの手動ペナルティと自動ペナルティを知る!」でした!
それではまた。
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